永久脱毛の定義と脱毛の歴史

多くの人が「永久脱毛」だと思っているレーザー脱毛や光脱毛は、実は永久脱毛に認定されていないってご存知ですか?
実際にレーザー脱毛や光脱毛を受けて、自己処理が必要なくなったり、ツルツルになった人は山ほどいるのに、なぜ永久脱毛に認定されていないのでしょうか?
では早速、そのヒミツを探っていきましょう。

永久脱毛の定義とは?

AEA(米国電気脱毛協会)での永久脱毛の定義は、「脱毛施術1カ月経過後に、毛の再生率が20%以下の状態」となっています。
永久脱毛とは、毛の再生率が0%になることではありません。
人間の体で完全無毛にすることは、事実上難しいのです。

現在『永久脱毛』に認定されているのは、ニードル(絶縁針脱毛)だけ

現在、電機脱毛協会の定義では、永久脱毛と認定されているのは「ニードル(絶縁針脱毛)」のみです。
ニードル脱毛とは、毛穴の1つ1つに細い針を刺していき、毛根に電気を流すことにより毛の発生を防ぐという脱毛法です。
一度施術をした毛穴からは二度と毛が生えて来ないと言われるため、上記の永久脱毛の定義を満たしているといえます。

レーザー脱毛や光脱毛は永久脱毛ではない?

みんなが永久脱毛だと思っているレーザー脱毛や光脱毛は、実は永久脱毛には認定されていません。
実際にレーザーや光でツルツルになり、満足している人もいっぱいいるのに、なぜで認定されていないのでしょうか?
それは、この定義そのものが、今から約60~70年も昔に定められたものだからです。
その頃はまだ永久脱毛の手段が絶縁針脱毛しかありませんでした。
しかし、それから脱毛業界は急速に進化し、今ではレーザー脱毛や光脱毛が主流になっています。
レーザー脱毛や光脱毛では、一度の施術で照射した毛の全てを無毛にすることはできませんが、数回の施術を繰り返せば、自己処理が必要ないほど無毛に違い状態になります。
しかし、レーザー脱毛や光脱毛の歴史はまだ浅く、脱毛完了後に一生毛が生えてこないかを検証しデータを集めて立証するのがまだ難しい状態です。
よって、現在はまだ永久脱毛として認定こそされていませんが、このまま今の実績を積み重ねていけば、いずれ認定される可能性は十分にあると思われます。

今は絶縁針脱毛を選ぶ人はほぼいない

今は絶縁針脱毛をする人はほぼいません。
なぜなら、激痛を伴う上に費用が高く、施術にかかる時間がとても長いからです。毛穴の数は1平方センチあたり約20~30個、全身では150万~200万個と言われています。
昔の絶縁針脱毛では施術料金が1分700円などと時間をお金に換算して計算していたため、技術者により差が出たり、たとえ上手な技術者が施術をしたとしても膨大な時間がかかっていました。
また、料金も膨大で、全身脱毛などをしたら百万以上かかっていました。
そこで、絶縁針脱毛に変わり、これらのマイナス面を改良した、脱短時間で広範囲の施術ができる上、痛みも少ないレーザー脱毛やフラッシュ脱毛という画期的な脱毛マシンが登場したのです。
技術者によって施術の差もなく、一度に広範囲の施術ができるため、費用も大幅に安くなり、今のようにたくさんの人が脱毛を受けられるようになったのです。